博物館で歴史を探る

ケープタウンの中心部西に位置する、シグナル・ヒルの麓の辺りは「マレー・クオーター」と呼ばれる地域となっており、イスラム教徒の住んでいる地区とされているようです。

小さいエリアですが、古くからの建物などが多く残されており、重要文化財としても保護されているとされています。しかし、そう言った歴史的、文化的な観光というよりは、美しいパステルカラーに彩られたカラフルな町並みを楽しんでいる旅行者の方が多いように感じられるでしょう。

多くのムスリムは、その昔にマラッカやジャワから奴隷として連れてこられたマレ一系移民の子孫であり、彼らの歴史などにもボカーブ博物館で触れることができるようです。ボカーブ博物館へは、ウェール通りを登って行くと坂道の途中に見つけることができるでしょう。

19世紀に見られていた典型的なマレ一系のイスラム教徒たちの生活や文化的な展示が楽しめる他、馬車などの展示も見られるのも興味深いと言えるでしょう。

他にも博物館は点在しており、「南アフリカ・ユダヤ博物館」という博物館も興味深い資料に触れることができるでしょう。南アフリカ最古のシナゴーグが博物館として利用されており、ユダヤ教の歴史はもちろん、儀式に際して重要とされる品物などが展示されているようです。

シナゴーグとはユダヤ教会堂のことで、ユダヤ教の雰囲気と言ったものも充分に味わうことのできる施設と言えるでしょう。ホロコースト・センターなども併設されている他、ユダヤ教の教理に沿って作られるコーシャー料理を食べられるレストランなども珍しく、興味深い体験となるのではないでしょうか。

珍しい博物館として挙げられるのは、昔、ビジネスマンとして成功を収めたコープマンズ・デ・ウェットの住んでいた家で、現在博物館として一般公開されているようです。

典型的なケープ・ダッチ様式の建物の中には家具や銀製品のほか、オランダ東インド会社のマーク付磁器と言ったものが展示され、当時の豪華な暮らしを伺うことができるでしょう。

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